ゆる移住×#派遣で働く

 

私はとても飽きっぽい性格で、数年単位でひとつの職場で働いたり、ひとつの土地に住みついたりしていると、「違う仕事をしたい」「違うところに住んでみたい」いう欲求がふつふつと沸いてきてしまいます。

私が派遣で働いているのは、派遣はそのような「今と違う環境に移り住みたい」という欲求に、柔軟に対応できる働き方だと思うためです。

 

 

「ゆる移住」とは

 

定住や、ましてや永住を目的とするわけではなく、その土地土地での暮らしを実際に体験するために移り住むことを「ゆる移住」と呼んでいます。

旅行で訪れただけでは、せいぜい数日間から一週間程度しか滞在できないところに、ウィークリーマンションやゲストハウスなどを利用して、1ヶ月間・1年間という単位で「生活」をする……というのがゆる移住の趣旨です。

 

そんなに住むところをコロコロと変えられるほどの貯金はないし、かといってノマド的なスキルを持っているわけでもない……という人でも、「派遣で働く」なら、生活に必要なだけの収入を得ることはできます。

 

 

ダウンシフト(生活費の縮小)×派遣は相性がいい

 

派遣で働くうえでいちばんネックとなる「収入の低さ」については、生活費を縮小することでカバーできます。

 

「派遣の収入の低さ」について思うこと #派遣で働く

 

食費や家賃などの「生活するのに絶対に必要なお金」の額を減らせば、派遣社員やアルバイトでも自分の食い扶持を自分で稼ぐことができます。

ゆる移住でゲストハウスを転々としたり家賃の低い狭い家に住むとしたら、高価な家具や家電を買い揃えてもあまり意味がないので、必然的に持ち物も最低限かつ、コンパクト&多用途に使えるものに限られてきます。

 

 

派遣の「辞めやすさ」もゆる移住向き

 

正社員や無期の契約社員・パート・アルバイトにはない派遣社員のメリットとして、「雇用期間が決まっている」というものがあります。

これは「長く働きたくても雇い止めされるデメリット」として語られることが多いですが、「ひとつのところに長居したくない」という飽きっぽい性格の(私のような)人にとっては、変に遠慮することなく、大手を振って仕事を辞められるありがたい制度でしかありません。笑

 

働きたくなければあらかじめお金を貯めておいて無職を謳歌し、お金がなくなったら派遣会社に連絡をして派遣先を紹介してもらう……ということもできてしまうということで、非常にゆる移住向きであると言えます。

 

 

とにかくゆる移住向き

 

派遣はひとつひとつの職場での雇用期間の長短よりも、「いろいろな職種を経験したことがある」「幅広い経験やスキルがある」ことのほうが重視される印象です。

なので、いろいろな土地でいろいろな仕事をこなすほどに、次の派遣先への間口は広くなっていくように思われます。

 

「派遣社員は将来が不安」について思うこと #派遣で働く

 

更にゆる移住との相性の良さとして、「もし仕事が見つからなければ違う土地に移ってしまう」ということができる、という強みもあります。

仕事の見つかりやすさでいうと都会のほうが圧倒的に有利ですが、人手不足の昨今、各地方都市や県庁所在地などであれば、わりと簡単に「当面のなりわい」を見つけることができます。

有効求人倍率が低迷の一途をたどっている高知県ですら見つかるのだから、特に職種にこだわるわけでもないのであれば、もはや日本であればどこでもいけるんじゃないかという気がしています。笑

 

また、

  • 田舎暮らしは憧れるけど、いきなり人里離れた山奥に暮らすのはちょっと不安
  • 移住を検討している地域の最寄の都市に住んで、じっくり土地探しや仕事探しをしたい
  • そこに住んでいる人たちの雰囲気や住みやすさなどを、実際に住んでみて体感したい

という人にとっても、ゆる移住は「本格的な移住への足がかり」として有効です。

 

 

クリアすべき問題

 

住所問題

 

派遣会社に登録するには、「住所」と「電話番号」あたりはどうしても必要です。

派遣会社のなかには未だに紙のタイムカードを使っているところもあり、そういった書類は自宅に郵送することで渡されますし、住所不定となると信用されにくいということもあるのだと思うのです。

この住所問題さえなければ、「バンライフしながら派遣社員で働く」などということができるのですが、現状は不可能に近いです。

 

解決策としては、

  • 住所を使わせてもらえるゲストハウスやシェアハウスなどに長期滞在する
  • ウィークリーマンション、マンスリーマンションなどを契約する
  • 敷金・礼金不要で初期費用の少ないアパートなどを契約する

などが考えられます。

 

また、この住居問題をクリアさせてくれそうな画期的なシステムとして、「OYO」のような敷金礼金・保証人不要、スマホで契約から退去まで可能な賃貸サービスが使えるのではないかと思います。

 

インド発のホテルベンチャー「OYO」が日本の不動産業界に参入 敷金・礼金・仲介手数料ゼロの衝撃 | 民泊・ホテル専門メディア Airstair

 

こういったサービスや賃貸の形態がもっと増えてくれれば、たとえばシーズンによって住居を転々とする多拠点生活なども、簡単にできるようになってしまいます。
とっても未来感があるし楽しそうですよね~。

 

住居費にコストがかかってしまうと生活が圧迫されるので、できるだけ低コストかつ必要最低限のシンプルな契約で乗り切りたいところです。

 

 

体面の問題

 

派遣会社に「短い期間で全国をあちこち放浪しているんです~」などと正直に自己紹介してしまうと、なかには面白がってくれる人もいるかもしれませんが、たいていの場合は「大丈夫かなこの人……」と思われてしまいます。笑

なのでそこは嘘も方便、「配偶者の転勤の都合で、しばらくは定住するつもりです」とか「ずっと〇〇県に住んでみたくて!」というテイを装ったほうが無難です。

派遣会社もヒマではないので、表面上さえ取り繕っておけば、念入りに身辺調査されるようなことはありません(たぶん)

 

 

「100万円と苦虫女」

 

こういったゆる移住的な暮らし方を題材にしている、「100万円と苦虫女」という映画があります。

 

百万円と苦虫女 [DVD]

 

蒼井優さん主演の主人公が住み込みなどをしながら働き、「100万円貯まったら次の土地に移る」というルールで移住を繰り返している移住ムービー(?)です。

女性版寅さん、というにはあまりに倹約的で堅実に働く様子が描かれるのですが、これはすごくいい働き方だな~~と思うのです。

身の回りでは見かけることはなくても、こんなふうに働いて、旅をしながら生活している人がいるんだろうな……と思わせてくれる、夢のある映画です。

 

 

派遣のメリットを最大限生かしつつ生活する

 

派遣には、昇給が難しかったりそもそもの収入が少なかったり、雇用状況が安定しなかったりといったデメリットが多いのは確かです。

ですが、正社員や、直接雇用のパート・アルバイトではできないような、変化に富んだ生活ができるというメリットもあります。

飽き性な人、変化を厭わない人、生活費を下げることに抵抗がない人、引越しが好きな人は、派遣で働くのにかなり向いているのではないかな~と思うのです。

 

 

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