【好きなもの100】書くこと

 

「消費する趣味よりも生産する趣味の方が長続きする」「余暇の充実度が上がる」というような話を、最近よく目にするようになりました。

私はこの意見に大賛成です。というのは、消費する趣味よりも生産する趣味の方が、圧倒的に必要とするコストが低いと思うからです。

 

 

生産する趣味の利点

 

「消費する趣味」はもちろんお金を払って楽しむことを大前提としているので、働いてお金を稼いで、そのお金を使って、仕事終わりや休日などに楽しむというスタイルになってくると思います。

たとえばお酒を飲むのが趣味で、友達と毎晩のように飲みに行ったりすれば飲み代や交通費、場合によっては服代・化粧品代などにたくさんのお金を出さなければいけません。

しかし「生産する趣味」に関しては、お金をかけることは必須条件ではありません。
「自分のアイデアや作品を蓄積、もしくは表現・発信する」ことで、充分趣味として成り立ちます。

場合によっては、お金を1円もかけなくても、何十時間も何百時間も楽しむことができることもあります。

 

お金をかけなくても楽しめる「生産する趣味」のひとつとして、一番コスパがいいと思うのが「書くこと」です。

 

 

「書く楽しさ」について

 

一言に「書く」といっても、成果物は様々です。
小説、詩、短歌、日記、シナリオ、ツイッターのつぶやき、ブログ、手帳、批評、感想、忘備録やメモ書きなどなど。

文章や、それに添えるちょっとした絵などを書くのにお金はほとんど必要ありません。紙と鉛筆があれば十分です。

ブログなどを書くのにパソコンが必要になったらそのあたりの機器をそろえる必要がありますが、「書くこと」自体には1円もお金はかかりません。

ツイッターでその時々の気持ちをつぶやいたり、作品をSNSに投稿するとそこから交流が生まれることもあるし、他人の評価などは気にせず自分だけが見えるような形で残していってもいいと思います。

 

 

創作物を通して、技術の向上が実感できる

 

文章も絵も、自分のつくるものを好きになって楽しさを見いだせたら一生遊べる趣味になります。

そう簡単にはうまくはなれないのでかなり長期的な自分との闘いになりますが、試行錯誤して書いたものを誰かに読んでもらう楽しさはやみつきになります。

人に認めてもらえなくても、自分で自分の成長を実感できた時などは「やっててよかった~!」と思えます。

よく仕事のやりがいとして「成長できる」なんてことが語られますが、趣味の世界でも自分の成長を確認できる場面は沢山あります。

私は、自分の納得のいくものが書けたときは、新しい服を買ったり食事にお金を使ったりするよりもずっと興奮できます。

 

 

インプットに意欲的になる

 

文章を書いたり絵を描いたりといった「アウトプットすること」に必要なのが、まずは「インプットすること」です。

自分以外の人の創作物を見て感銘を受けたり、こういう風にやったらいいのか~と勉強できることも楽しさのひとつです。

たとえばツイッターのつぶやきひとつとっても、リツイートやいいねが稼げるような面白い文章を書ける人は、それなりの工夫を凝らしています。

ユニークな表現方法をする人、美しい言葉選びをする人、独特の世界観を持っている人など、「うまい文章」を書く人を参考にすることで自分もレベルアップできます。

特にブログを書いていると、日常生活においても「なにかネタにできることはないだろうか」とアンテナを張るために、ブログを書く前よりもインプットの量が増えました。

本を読んだり映画を見たりするだけでも、「感動・共感したこと」「自分以外の誰かにも伝えたいこと」「納得できないこと」などの気持ちの動きや「自分なりの見解」のようなものがわいてきて、考えを文章として残しておきたいな~と思うようになります。

 

 

思考の整理整頓ができる

 

ただ「考える」「思う」だけだと次の日には簡単に忘れてしまうようなことも、文章や絵という形で残しておくことで「思考の整理整頓」ができるようになります。

後で見返した時に「そういえばこういうことを大事にしたいと思っていたんだった」と再確認でき、「自分が大事にしたいことの見える化」ができます。

自分の思考の棚卸しができていると、自分の考えをしっかりと他人に伝えることができるようになったり、他人の意見に流されにくくなったりするメリットもあります。

とはいえ「自分の考え」にあまり固執しすぎるのも善し悪しなので、他の人の色んな意見を聞いたりして「思考のアップデート」をすることも重要です。

 

 

共感が得られる

 

書いた内容をインターネットなどを通じて発信した場合に限られますが、書くこと→考えを発信することではじめて、他人からのリアクションが返ってきます。

たとえば自分一人では「こんな考え方はおかしいんだろうか」「これの魅力を色んな人に知ってもらうには、どうしたらいいだろうか」と思い悩んでいたことでも、その思いを文章にすることで、それを読んだ人の共感を得られることがあります。

「自分もそう思っていた!」とか「知らなかった、勉強になった!」などという反応を得ることで、「書くこと」をよりいっそう楽しめるようにもなると思います。

 

世の中には色々な人がいるので「それはおかしい、間違っている」とわざわざ伝えにくる人も、中にはいるかもしれませんし、そのことでかえって傷つくこともあるかもしれません。

しかし、発信することに慣れていくと、「そういう考えの人もいるんだな」「反対意見の人がいるのも当たり前だな」と受け止める(ある意味、スルーする)ことができるようになります。

批判や反対意見であっても、その内容が自分なりに納得のいくものであれば取り入れていけばいいし、そうでないなら「あくまでも、赤の他人の一意見」として、頭の片隅に置いておくぐらいでいいのだと思います。

 

(余談ですが、人によっては「反応がないことでやる気がなくなる、苦しくなる」というパターンもなきにしもあらずなので、「書いたものを公開すること」に関しては、一概にはおすすめできないところもあります……笑)

 

 

……というように、「書く」ということを極めるには本当に長い長い時間がかかります。

自分の空想や考えを書き留めたとしても、それは「その時の自分が考えていること」にしかすぎないので、もしかしたら次の日には180度正反対のことを書きたくなることもあるかもしれません。

「書く」という作業は、どういう形であれ書き続けている限り、終わりがきません。
でも、だからこそ楽しいところもあって、一生の趣味にもなり得るのだと思います。

 

 

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