「節約」を考えて、生活をダウンシフトする

 

2017年は定職について働いていなかったこともあり、「今ある貯金をできるだけ減らさず、長持ちさせること」に注力した年でありました。
その過程で、「節約」に関して思ったことについてまとめてみました。

 

 

「節約」のモチベーションになる「目標」

 

定期収入があろうとなかろうと、「節約」=「今現在の出費を見直して最適化させる」、という作業は不可欠です。

欲しいものを欲しいと思った瞬間に次々購入していく生活はミニマルではないし、なによりそんなことをしていたらほとんどの人があっという間に破産してしまいます。

 

節約をするにあたって一番重要なのは、はっきりした目標を設定することだと思います。
目標を明確にして常にそれを意識していないとモチベーションは上がらないですし、なにより続きません。

私の場合のモチベーションは、勿論やりたいことがあるからお金を溜めているというのが大きいのですが、
今はそれ以外にも、「生活を最適化(ダウンシフト)する」という目的があります。

「将来○○を買いたい、○○になりたい」というだけではなく、生きている限り、長期的に、できるだけ少ない生活費で暮らすことを目標としています。

 

できることなら働きたくない、死ぬほど働いたとしても今以上の収入アップが今後望めるかどうかわからない、でもできるなら楽しく暮らしたい、先のことはなにが起こるかわからない……。

そういった、怠惰な気持ち・不安な気持ちから、「今の生活を縮小して、ダウンサイズした状態を維持したい」という気持ちが大きいです。

 

 

節約には「お金が貯まる」以外にもメリットがある

 

動機としては不安な気持ちから始まった節約生活ではありますが、節約には、

  • 設定した目標をクリアする達成感が得られる
  • 目標達成のための短期的・長期的な戦略立てを学習&実生活にすぐ反映される
  • 自分の欲求をコントロールする訓練ができる
  • 節約したお金を使って、今までしたことのない体験ができる

などなど、様々なメリットがあることがわかりました。

 

生活を縮小した状態を維持したり、節約を習慣にするために一番手っ取り早いのは、そこに【楽しさ】【趣味性】を見出すことです。
少なくとも私は楽しくなければ何事も続きません。

節約する!切り詰める!というと、大変な作業にも、ストイックで禁欲的なようにも聞こえますが、実際はわりとぼーっと、トライ&エラーを楽しんでします。

どんなに小さなことでも成功体験を積んでいくと、やみつきになって自然と自律することができるようになります。
小さな額から計画立て→実践を繰り返して遊んでいます。

 

 

「無理をしない」ことで、継続させる

 

節約を習慣化させるうえで禁物なのが、一時的な「我慢」や「無理」で乗り切ろうとすることです。

無理をして、強迫観念にかられながらなにかを続けることは絶対に不可能だし、そもそもそんなのはシンドイです。
それで節約できたとしてあんまり意味はありません。

 

じゃあ「無理せず節約」の「無理」ってどういうことだろう?
「無理してない」状態ってどういうものだろう?と考えた時に、その基準は明確なものではありません。

「無理」のボーダーは人によって違うし、環境や状況によっても違います。
1日300円のおやつを我慢することが「無理」な人もいれば、「無理じゃない」人もいる。
でも、全部を「無理なものは無理!」で片づけてしまうと、それはそれで節約は進みません。

 

私は、「無理」の範囲を狭めて「無理じゃない」範囲を広げることが一番有効かなぁと思うようになりました。

つまり、おやつの例で行くと、
「1日300円程度のおやつを我慢なんて無理だ。大した金額じゃないし別にいいだろ」を、

①「1日300円節約できれば1ヶ月9,000円!年間108.000円!なにがなんでも節約しなきゃ!」
となるのではなく、

②「よく考えたら、1日のおやつ代を半分にしたところで死なないわ」
「2~3日おやつを食べなくても、むしろダイエットになってメリットの方が大きいかもしれない」
と、「無理」に思えていた事柄を少しずつ、「無理じゃない」「むしろ、そっちのほうがいいかもしれない」にシフトしていくことが重要だと思います。

 

あくまでも考え方の違いで「節約できた」という結果が変わらないものだとしても、①は「無理を我慢している」状態、②は「無理をしてない」状態です。

我慢は続きません。これは本当に実感しています。
「○○できなくても意外と平気だ」「○○できなくても、まあ別にいっか」の範囲が広がっていくと、お金の面だけでなく精神的な面でも余裕がでてきます。

 

では具体的な方法としてどうするのかというと、なんでもトライしてみて「自分がなにが無理なのか、なにが無理じゃないのか」をまずは知ることが第一歩だと考えます。

私の例でいけば、「朝ごはんは食べなければ動けない、朝ごはん抜きとか無理」を見直して、「朝ごはん食べなくてもべつにどうってことなかったわ、どうせ12時になったらお昼食べるんだし」という考えにシフトしていきました。

 

朝食抜き生活を続けた感想

 

朝食代なんて1日300円もいかないくらいですが、その分を節約できています。

これは人にもよると思いますが、本当に朝ごはん食べなくても「べつにどうってことない」です。
健康に与える影響に関しては、食べるのも食べないのもどちらもいいとか悪いとか議論されているので、最終的には「自分の直感・判断」でいいと思っています。

 

 

無理なく手放せるところから手放していく

 

服に興味がなければ「服買わなくてもいっか」、お化粧に興味がなければ「化粧品買わなくてもいっか」、お酒が好きではなければ「飲み会行かなくてもいっか」、でいいのだと思います。

「毎日同じ服着るのとか無理」、「メイクなしで外出とか無理」、「飲み会断るとか無理」などの金銭的・精神的な縛りの中で生活していくより、よほど健康的です。

 

大事なのは、自分にとってなにが「無理」なのかを自分で見極めること、トライ&エラーを繰り返すことだと思います。
頑張らなくても節約できるようになれば、こんな楽なことはないです。

自分が「そこまで大事だと思わないこと」にかけるお金を減らしていくことで、自分にとって何が大事なのか、自分の人生に本当に必要なものはなんなのかを考えるきっかけにもなっていくと思います。

 

 

「予算を決める」ことによる効果

 

もうひとつ、節約のやりかたとして効果的なのは、「費目ごとの予算を設定すること」です。

どんなに細かく1円単位で家計簿をつけ、やみくもに我慢をしてみたところで、「では、結局のところ、費目ごとにいくらまでに経費を押さえたいのか」が設定されていないと「具体的な対策」を立てることができません。

 

例えば、「食費は今月3万円使っているから、これを月2万円まで落とそう」と考えた時、

  • 日割り計算で、1日あたり~1週間あたりでいくら使えるのか
  • 外食は月何回までできるのか
  • そもそも現在の自炊と外食の割合は適切か
  • 自分にとっての「理想」や「必要最低限」を実行しようとすると、どういう食事になるのか
  • 重要性の低いもの、無駄なものにお金をかけてしまったせいで予算オーバーしてしまっていないか

などなど、目標地点が見えていれば、浪費の原因や傾向を把握して、具体的な対策までのルートを整理することができます。

 

もちろん、実際のところはそんなにうまくいきません。

平日に毎日自炊できるとは限らないし(めんどうだったり時間がなかったりは当然あります)、間食に甘いものが食べたくなることもあるだろうし、たまにはカフェでお茶したくなることもあるに決まってます。

でも、たとえば「平日に自炊をがんばれたら、土日は外食してもOKということにする」という目標が設定されるだけでも、毎日の意識はずいぶんと変わる気がします。

なんとなく「食費かかりすぎてるから、とにかく我慢しなきゃ~」とぼんやり心掛けているよりも、ゴールが設定されるだけで「そこまでの行き方を具体的に考える」ということができるようになります。

 

費目ごとに自分の生活を細かく分析していちばん有効そうな対策をひとつ立て、それひとつを実行するだけでも、充分節約は実現できます。

 

 

節約関連で「やってみたこと」

 

以下の記事は、今年(2017年)やってみた、節約に関するトライの内容です。
できるだけ無理をせず、「お金の使い道」の見直しや、「無駄遣いをしないためのシステム」を考えてみたつもりです。

 

ダウンシフトして節約生活!効果があったことまとめ

 

高知に移住して、食費が月3万5千円→2万円まで減った

 

「ウィッシュリスト」で衝動買いをやめられた話

 

無駄遣いをなくす究極の方法について

 

贅沢することより「贅沢しない工夫をすること」の方が楽しい

 

『ノマドライフ』を読んで実践したいこと「半分の生活費で暮らす」

 

「ガラケーでも大丈夫」になりたくて、スマホを手放しました

 

 

まとめ

 

 

生活にかかるコストをミニマムにすることで、生活費を稼ぐことに対する負担のおおきさや、将来に対する漠然とした不安を減らすことができる。
節約を意識することで、少なからず「生きやすくなる」と言っても過言ではないと思っています。

無理せずにコストを減らすことができる場所を見極めて、お金をかけたい部分にはしっかりとかける、というようなメリハリをつけることも、生活を最適化するうえで重要です。

 

そしてなによりも大事なのは、「楽しくやる」ということ。

「節約」を「つらいもの」「しんどいこと」「ケチケチしたこと」「やらなければならないこと」と認識するのではなく、「自分の生活をもっと楽しく・ラクにしてくれるもの」だと思うことが、節約を継続する秘訣なのではないかなぁと思っています。

 

 

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