タイトル通りです……。
本当は1ヶ月かけて九州を一周する予定でしたが、鹿児島に到着した段階で旅を切り上げ、高知の家に戻ってきました。
旅を切り上げた最大の理由は、「これは、お金がもったいないな……」と思ったことです。
かかった費用は10日間で約9万円
内訳としては、
- 交通費 約3万円
- 宿泊費 約3万円
- 食費 約2万円
- その他雑費など 約1万円
すごくざっくりですがこんなかんじでお金がかかりました。
10日間の国内旅行費用としては多いのか少ないのかわかりませんが、出立当初の予定よりはだいぶ切り詰めて旅をしていました。
予定通りに1ヶ月間旅したとして、単純計算で27万円。
これもいちばんはじめに設定した予算内ではあったのですが、実際に自分の手元からお金が出ていくのを見届けていると、
この金額に見合うだけの経験ができているだろうか……?
という強い疑問がわいてしまい……。
とりあえず鹿児島に到着した段階で、一度リセットするという意味も込めて旅を中止しました。
旅行は大好きなのに、ひとり旅がそこまで楽しめなかったことには、いくつかの理由が見当たります。
ひとり旅のつらかったところ
さみしい!!
ひとり旅なので、当然のことながら寝ても覚めてもひとりです。
美味しいものを食べても素敵な景色を眺めても、写真に撮ってツイッターで共有するというのを繰り返すだけで、すごく虚しくなってしまいました。
よくよく考えたら、もともと私は旅好きではあるのですが、
- 景勝地に興味がない
- 神社・仏閣に興味がない
- ご当地の食べ物に興味がない
という致命的な弱点を3つも抱えているのです……。
一緒に旅をする人がいればその人の好みにあわせて、おいしいものを食べたり観光したりといろいろとできることはあったと思うのですが、
ひとりで行動するとなるとどうにもやりたいことが見つからない、という事態に陥りました。
行きたいところがなくてついつい郊外のイオンに行っちゃったりとか……もったいない!!
楽しみといったらゆっくり温泉につかったり、駅前の商店街などをブラブラ気ままに歩いたりすることでした。
それはとても楽しかったのですが、数日おきに隣県に移るたびにそれを繰り返すばかりでは、1週間もたたないうちに飽きてしまいました。
また移動手段が徒歩か公共交通機関に限られてしまうので、持ち前のめんどうくさがりが顔を出し、
どんな観光地も「バスや電車を乗り継いでまで行きたいところではない……」と感じてしまい……。
そもそもなぜ旅に出ようと思った???と突っ込まれても仕方のない有様でございました。
効率を気にしすぎて日程をつめすぎ、疲れてしまった
「ひとり旅のほうが自分のペースで回れて楽だろ~」と思っていたのですが、私の場合これがそうでもありませんでした。
たとえば、ホテルにいる時間ひとつとっても、「自分ひとりしかいないのに、ひとりのホテルの部屋でぐうたらするのはお金がもったいないな」という貧乏根性が発揮されてしまい、「自分のペース」がどうしても掴めませんでした。
結果として毎日やたら歩きまわって疲れ切ってしまい、常に倦怠感があり最終日には風邪もひいてしまいました。
本当はホテルの部屋でゆっくりと行きたいところを探したり、ブログの記事を書いたりといったこともしたかったのですが、チェックインする頃にはそんな体力は残されておらず……。
しかもホテルの部屋にはもれなくテレビという時間泥棒装置が設置されており……。
ひとりの寂しさを紛らわせたいのもあって、ずーーーっと見てしまいましたよね、テレビ。
また、終始「電車の時間が○時だから○時までにはこの場所での観光を終わらせて、○時までには○○駅に行って……」などと考えながらのひとり旅だったので、それに慣れることができずに疲労したのもあったように思います。
時間的にはたっぷり余裕があったはずなのに、旅の工程をつくるのが下手すぎて、それを感じることができなかったんですね~。
そんなこんなで、「こんなことでは九州を満喫したとは言えないのでは……」「自分は今すごくもったいないことをしているのでは……」という思いが強くなって、旅を切り上げてしまいました。
どうすればもっと楽しめたのかな~、自転車か車があればよかったのかな~、と考えてみたものの答えは出ず……。
次回チャレンジすることがあれば別の手段を試してみたいと思います。九州も右半分しか回れなかったことですし。
しばらくはひとり旅に関することを忘備録的に記録していきたいと思います。