「派遣社員は将来が不安」について思うこと #派遣で働く

 

派遣社員として働いていて実感したこと・考えたことなどを記事にすると、意外と「派遣社員として働くこと」について興味がある人に読んでもらえたり、参考にしてもらっている部分もあるようで、うれしかったり恐縮だったりしています。

 

派遣社員で働くメリットの話

 

ちなみに私の派遣社員としてとしての経歴をざっくり説明すると、

  • 派遣社員として本格的に働きはじめたのは、25歳ぐらいの頃(現在31歳)
  • 1~2ヶ月くらいの短期派遣は、10回ぐらい経験
  • 東京の食品会社で一般事務を2年経験
  • 高知のアパレル・雑貨店の販売の仕事を1年経験
  • 現在、高知で一般事務として就業中(1年目)

というかんじです(ちなみに、正社員としての職歴はなし)

 

派遣で働くことについては、「派遣は世間がいうほど悪い働き方のようには思えないし、むしろ自分にあっていて楽しい!」、というのが私のスタンスです。

実際に派遣社員として食い扶持を稼いでいる立場として、「実際どうなの?」というところをまとめていきたいと思います。

 

 

「派遣社員は将来が不安」は本当か?

 

派遣社員として働きはじめてまだ5~6年ほどしか経っていないので、その立場から意見を述べることしかできません。
なので、「派遣社員は安定しない。今はよくても、年をとったら思うようには働けなくなる」と言われると、「はあ、そうかもしれませんね」としか答えられません。笑

実際にこの類のことは、ほんっっとーーーによく言われます。
心から相手のことを心配してのことか、それともマウンティングをとりたいだけなのかの判断はつきかねますが、ほんとうに耳にタコができるくらいには言われます。

 

そして、そのように言ってくる人は派遣社員として働いている人ではなく、正社員として働いている人がほとんどです。

それもそのはずで、私のように派遣社員としての働き方に満足している人、今の生活で充分幸せだと思っている人は、「今はよくても、年とったら悲惨だよね~」なんてことは言わないはずです。

上記のようなことを言うのは、派遣社員ではなく、その外側にいる人たちだというのが、実際に働いてみるとよくわかります。

(だからどうだという話ではないですが、私は「まあ、実際にやったことがあるわけでなければ想像でなんとでも言えるよね」と、ありがたいご忠告をスルーすることにしています)

 

 

実際に働いてみると、年代はさまざま

 

派遣がほんとうに「年をとったらできない仕事」だというのなら、派遣社員は若い世代に集中し、50代や60代の派遣社員は存在しない、ということになります。

しかし、実際に派遣で働いてみると、正社員として働く人の年代がさまざまであるのと同様に、派遣で働いている人の年代もさまざまである、ということがわかります。

 

ざっくり調べたところによると、2017年の記事には「派遣社員の平均年齢は39.0歳」というような記述があります(リンク
正社員の平均年齢が43~44歳であること(リンク)をあわせて考えると、派遣が「極端に若い人に集中している働き方である」とは言いきれません。

年をとると病気をすることもあるし、働くこと自体がしんどくなってくる、という話なら、正社員も同じことです。

 

個人的な感覚としては、派遣で働く時に重要なのは、年齢よりもむしろ経験の有無だと感じます。

派遣では即戦力が求められる(教育に手間がかけられない)ので、既にその業務を経験したことがある人、ノウハウがある人というのは、やはり優先的に採用されやすいようです。
(私は今よりも若い頃に「実務経験がない」ことを理由に何度か落とされたことがあります……)

そういう意味では、若い人よりも「さまざまな職種を、ある程度の期間(3年ぐらい?)経験したうえで、渡り歩いているような人」のほうが、採用に有利であるように思います。

 

 

ほんとうに「若いうちにしかできない」なら、若いうちにやっておくべき

 

仮に「派遣は若いうちにしかできない働き方だ」というのが本当だとしたら、なおさら「若いうちにしかできないことを、若いうちにやってみたらいいのに」と、無責任ですが思うのです。

いろいろな会社を見て回って、さまざまな仕事内容を実務として経験することができるというのは、正社員として終身雇用で雇われてしまうとなかなかできない経験でもあります。

「自分がなにをしたいか、なにが向いているのか」がわからない若者こそ、手当たり次第にいろんな職種・企業・雇用形態を経験してみるというのは、決してムダな経験などではないはずです。

 

「派遣はスキルが身につかない」ということもよく言われますが、そこは気の持ちようで、

  • いろんなことをちょっとずつかじってみて、興味がでた分野については自分で勉強をする
  • 現在の職場で学べないことなら、もっとその分野の理解を深められるような職場に移る

ということもできるわけです。

 

またいろいろな会社に派遣として就業することで、その会社の社風のようなものも実際に体感できるし、いろいろな人の考え方や仕事のやり方、立ち居振る舞いなどを知って、いいとこどりで参考にする、というようなこともできます。

正社員でこれをやろうとすると、履歴書がエライことになるうえに、毎回採用試験や面接を受ける手間がかかりすぎます。

この「いろんな仕事を手当たり次第に試せる」というのは派遣にしかない最大のメリットでもあるので、明確にやりたいことが見つからない人は、これを利用しない手はないのでは、と思うのです。

 

 

正社員になりたければ、なれる制度を利用したらいい

 

派遣先に働きを認められ、かつ自分も「ここでずっと働きたいな」と思えるような職場なら、【紹介予定派遣】というシステムを利用することで、正社員登用してもらうこともできます。

 

紹介予定派遣とは、派遣期間(最長6ヶ月)終了後、本人と派遣先企業双方合意のもとに社員となる働き方です。
一定期間「派遣」で働くことで実際の仕事内容や職場を見極められ、未経験でも希望の仕事に就けるチャンスがあります。また、自分だけでは探せなかった企業に出会え、転職活動にかかる労力や時間も節約できます。

テンプスタッフ HPより)

 

私はまだ利用したことはありませんが、求人自体は頻繁に見かけます。

また、紹介予定派遣の求人を選ばなくても、「有期の派遣として雇われた後、契約期間が切れるタイミングで無期のパートや契約社員に移行する」という話はよく聞きます。

これは派遣会社的には限りなくNGに近い行為らしいですが、派遣先に「もっとずっとここで働いていてほしい」と要望されるのは、悪い気はしません。

もちろん、いやだと思えば「次の仕事が決まってるので……」で、難なくかわすこともできます。

 

 

無責任かもしれませんが「派遣、やってみたら意外と楽しいよ」と言っておきたい

 

世の中には「不本意ながら派遣で働いている」という人がいることはわかっているつもりだし、デメリットやつらいことがゼロであるとは言いません。

しかし、外からみて「派遣社員はいつ首を切られるかビクビクしているにちがいない」「不安定な自分の将来を悲観しているにちがいない」と決めつけられることについては、そんなこともないですよ、と言いたいわけです。

派遣には、いろいろな場所で働けて、いろいろな仕事を経験できて、いろいろな人と知り合えて……というメリットがあることも事実です。

日々の生活費を稼ぐくらいだったら派遣の給料でもまったく問題はないし、現時点での私は、この働き方をゆるゆると続けていきたいなと思っています。

 

 

まとめ:派遣社員に向いている人・向いていない人

 

派遣社員に向いている人

 

  • 「やりたい仕事」が見つからない人
  • ひとつの技術を高めるより、いろんな技術をちょっとずつかじってみたい人
  • 安定・終身雇用などに魅力を感じない人
  • 履歴書を書くのがキライな人
  • 職場の雰囲気や業務の内容などをチラ見してから「長く働くか/短く働くか」を決めたい人
  • 正社員で働いている人に「派遣は将来が不安だよ~」と脅されても、動じない人

 

 

派遣社員に向いていない人

 

  • ひとつの職場で長期間働くほうが落ちつく人
  • ひとつの技術や仕事のやり方を突き詰めたい人
  • 環境が変わるとストレスを感じる人
  • 安定感・安心感が幸福につながるタイプの人
  • 出世願望のある人

 

 

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