生活のダウンシフトを実現するには、やはり家賃・光熱費をはじめとする「生活全般にかかわるお金」を削減するのがひとつの指標になると思います。
「食生活を変えることで食費の節約ができた」とか、「家電をひとつ断捨離することで電気代の節約ができた」などの変化が家計簿に表れ、目に見えるかたちで成果が確認できれば、やりがいも達成感もあります。
「電気代500円。贅沢な毎日」には、電気代のことはもちろん、料理などの家事のこと、服のこと、家のことなどさまざまな分野でサイズダウンする方法が紹介されています。
ダウンシフトを目指すものにとってかなり参考になる点が多かったので、実践してみたいことをまとめてみました。
冷蔵庫をなくす
これは常々、やってみたいな~と思いながらも、
- いやでも、冷凍庫はあったほうが……(ごはん冷凍するし)
- 牛乳をたくさん飲む家だし……(コーヒーに入れてカフェオレにする)
- 氷が作れないとなにかと不便……
などなど、「なくす」に踏み切れない要因がいくつかあり、「無理かもな~」と思っていたところです。
牛乳は飲みたい時に小さいパックで買って飲み切ってしまえばいいとは思うのですが、ごはんに関しては「炊飯器で炊く→冷凍する」の便利さから抜け出せる気がしない……。
私は小食派なので「家ではごはんを食べなければいいだけでは……」と思っているのですが、同居している人間がいるとなかなかそうもいかなくて~~~。
土鍋ごはんにチャレンジするべき時が近づいているのかもしれません……。
洗濯機をなくす
ひとり旅行中はほとんど洗濯機がない生活をしていましたが(一度だけコインランドリーを使いました)、10日程度ならそれで特に問題なく暮らすことができていたので、「洗濯機をなくす」は不可能ではないな~と思います。
洗濯機のなにが問題かって、定期的に洗濯槽クリーナーを使わないと洗濯物がカビ臭くなることなんですよね。
手洗い中心の生活に切り替えれば生乾きのカビ臭さから解放されるかもしれないと思うと、かなり魅力的な提案のひとつではあります。
どうしても手洗いがしにくい洋服などはクリーニングに出すとか、コインランドリーを使うとかでもいいと思います。
ゴム手袋をすれば手荒れもしないし……。
ヒマな無職の間だけでも、タライで手洗いにチャレンジしてみようかな~。
保存食を活用する
これはすぐにでもとりかかれそう。
最寄りのスーパーでその時の旬のものや安いものをある程度まとめて買って、常温でも保存できる状態にして、少しずつ食べるというのは使える手だな~と思います。
あとは野菜は家庭菜園でとれるものを中心に食べるとか。
田舎だったらもらいものを活用するとか。
高知だったら「魚は釣ってきて食べる」ということもできなくはないです。
毎日わざわざ高い食材を買い揃えるのではなく、「その時々に手元にあるもの、安く・簡単に手に入るもの」で間に合わせてしまうというのはかなり大きなポイントになるような気がします。
ウコッケイやウズラを飼う
楽しそう!!!笑
鶏はメスは鳴かないというのは聞いたことがあったのですが、エサは玄米や雑草、野菜くずなどでいいというのは知りませんでした。
庭で飼えば糞などもそのまま肥料になって、いいかもしれない……。
携帯電話を持たない
スマホを持たない生活は本当に憧れます。
手軽に扱えるタブレットPCを持っていると、スマホを持っていなければいけない理由って、ほとんどないんですよね……。
せいぜい「スマホの方が地図アプリが使いやすいよね」という程度で、そこに毎月数千円の通信費をかけているのはちょっともったいないです。
電話はほとんどしないので、タブレット+ポケットwifiで充分。
私はネット大好き人間なのでネット自体は手放せないと思うのですが、ネットをするのに「スマホでなければいけない理由」はひとつもない。
むしろスマホの所持にはLINEという天敵がついてまわるので笑、持つことによるデメリットの方が大きい。
あまり親しくない人に「LINE教えて~」と言われた時、堂々と「LINEやってないんですよ~」と返せる、というのは、はかり知れないレベルのメリットのような気がします(根暗の発想)
私個人としては、どうしても友達と連絡を取りたい時とか人と絡みたい時は、ツイッターのメンションやダイレクトメールを使う方が好みです。ツイッター大好き。
「今の生活の当たり前」に慣れていると、気付けないことがある
ダウンシフト系の本を読んでいると、生活の縮小には「単純に、生活費を削減できる」という点と、「今よりももっと楽しい生活ができる」という点、ふたつの利点があるということを再確認させられます。
「もしかしたら、洗濯機をなくすことで、今よりも生活が楽しくなるかもしれない」という風には、ふつうに毎日洗濯機を使う生活をしているとなかなか気付けないものです。
気付いて→実践することでラクになったり楽しくなったり、逆に「やっぱりこれは必要だな」となることもあるかもしれませんが、それはそれでいいのだと思います。
大事なのは「気付く」こと、トライすること、「現状がいちばんいい」と思いこまないこと。
常に「毎日の生活をもっともっと快適にするには?」を考え続けることだと実感しました。